2023年から少し難易度が下がった基本情報技術者試験。
参考書を読み始めてみたり、試験を受けてみると
難しすぎる、合格できる気がしない…
と感じる方も多いと思います。
難しすぎて「いっそ他の資格の勉強をしたほうが良いのでは?」と考えてしまうことも…
実際に私も2度試験に落ちているので、気持ちはよくわかります。
この記事ではそのような悩みを抱えている方に
基本情報技術者試験に3度目で合格した私が、4つのつまずくポイントと解決策を解説します。
基本情報技術者試験が難しいと感じる4つの原因と対処方法
難しすぎる、試験に合格できない!と感じる4つ要因は
それぞれ原因と対策を解説します。
参考書の最初の数ページで無理
基本情報技術者試験は、普段使わない2進数や論理演算、専門用語を多く覚える必要があります。
とくにIT初心者や文系の人にとっては、難しく感じることでしょう。
そもそも出だしでつまづいてしまうときは
- 参考書が自分に合っていない
- 独学に向いていない
この2つが考えられます。
参考書が自分にあっていないとき
難しい内容を理解するには、まず自分が分かりやすい参考書を選ぶことが大切です。
イラストや図解が好きな人と、文字で解説してほしい人は選択すべき本が違うので、まずは自分が好きなタイプの参考書を選択できているか見直しましょう。
頭に入りやすい参考書だと勉強もサクサク進むよ
1人でコツコツ勉強するの苦手な人
好みの参考書を用意しているけど、内容がまったく頭に入らないときは、無理に独学を続けても成果はでません。
そういうときは切り替えて、プロに教えてもらいましょう。4万円以下で受講できる通信講座を利用するのがオススメです。
でもお金をかけて資格を取るのは、気が進まないなぁ
学費を払うことに抵抗ある人もいると思いますが、
- 資格を取って、会社から資格手当をもらう(相場は5,000~10,000円/月)
- 国家資格があると転職するときに自分の価値が上がる
- ITスキルで同期やライバルに差をつける
と考えてみると、4万円以下の通信講座なら学費より、リターンの方が大きいので、資格をあきらめる前に検討してください。
おすすめ通信講座は下記で紹介しています。
試験範囲が広すぎ、終わりが見えない
基本情報技術者試験の一般的な参考書は600~800ページあり、専門用語を覚えながらコンピュータの仕組みや理論を学びます。
とくに科目A(旧午前)は暗記勝負なので、しっかりスケジュールを立てないと終わりません。
初心者がつまづくポイントは3つです。
- 何時間勉強すればいいの?
- 学習スケジュールの立て方がわからない
- どうやって勉強したら効率的?
上記の解決方法については、独学の手順で詳しく解説していますので参考にしてください。
学習スケジュールや効率的な勉強方法すら考えるのメンドウだわ
そんな人でも大丈夫です、全部AIがサポートしてくれる通信講座もあります。
- 学習の進捗を管理してくれて
- 苦手分野の復習問題を提案してくれる
- リアルタイムで実力を測定して合格できそうか判定
- 自分はスキマ時間に講義を視聴して、問題を解いて頭に入れるだけ
余計なことは全部AIに任せて、自分は勉強に集中したいんだ!という人は、スタディングの通信講座(4万円以下)がオススメです。
科目B(アルゴリズム)難しすぎ!
プログラミング未経験者に科目Bはとても難しいです。
実際私も、最初の2回は科目B(当時は午後試験と呼ばれていました)が合格点に届かずに落ちました。
最短で攻略するには、以下の3つしかありません。
- 疑似言語の記述形式を暗記する
- 解説付きの科目B問題集を解きながら理解する
- できるだけ多くの科目B問題を解く
苦手な科目Bに集中したいけど、本試験はAとBの2つだし、両立できる気がしない…
科目Bが苦手で優先的に時間を使いたいなら、両立はあきらめましょう。
そのような人のために、基本情報技術者試験には本試験から科目Aが免除される制度があります。
前もって科目A免除試験に合格すれば、その後1年間は本試験が科目Bだけになります。
科目A免除試験を受けるにはどうしたらいいの?
科目A免除試験に挑戦するためには、IPA認定講座を受講する必要があります。
科目A免除コースがある通信講座4社を比較していますので、参考にしてください。
合格まであと数問足りない
実際に試験を受けてみて、もう少しで合格できそうな点数なら、問題を解く流れを見直しましょう。
よくある失敗は、以下のような例です。
- 難しい問題に時間をかけすぎている
- 見直しの時間が足りない
- 簡単に点が稼げる問題を後回しにしている
科目ごとに、点数をちょい伸ばしするポイントを書くね
科目A(旧午前試験)の得点を少し伸ばすポイント
科目Aは問題数が60問と多く、難易度もまちまちなので簡単な問題を逃さないことが重要です。
具体的なステップは以下です。
- 難しい問題に時間をかけず、まずは60問に目を通す
- 回答済で気になる問題の見直しをする
- スキップした問題の中で時間がかからなそうな問題から手を付ける
- 全くわからない問題なら、時間を使わない
確実に正解できる問題に注力すれば、2~3問は正解が増えます。
科目B(旧午後試験)の得点を少し伸ばすポイント
多くの人が苦手な科目Bは全部で20問です。確実に点を取るためには、問題を解く順番が大事です。
なぜなら、科目Bの中で暗記で解ける簡単な4問が最後に配置されているからです。
1問目から順に解き、時間切れでイージー問題に手が付けられないという最悪のパターンを回避するために
- 最初に簡単なセキュリティの4問を解き、確実に正解する
- その後アルゴリズム・プログラミングの16問の中で10問以上の正解を目指す
これなら、アルゴリズム・プログラミンで4~5問ぐらい間違えてもギリギリ合格できそうね
簡単な問題は100%正解させ、残りの問題は心に余裕をもってのぞめば、少しでも得点を上げることができます。
よくある質問
基本情報技術者試験の合格率どれぐらいですか?
50%以上です。
2023年の4月に科目Bの試験内容が変更になり、合格率が上がりました。
以前の合格率は30~40%ですが、問題が難しい時期には25%以下だったこともあります。
IT初心が合格するための勉強時間の目安はどれぐらい?
150~200時間必要です。
IT関連の仕事をしていたり、プログラミング経験があるなら50時間程度で合格を狙えます。
基本情報技術者は取っても意味ないってホント?
業務独占資格(ライセンス)ではないので、意味ないと言われることもあります。
しかし、転職や就活で自身のスキルを証明する、資格の勉強で学んだことを仕事に活かす、と考えれば意味のある資格です。
それなりの難易度の国家資格なので、日本企業なら間違いなく評価してくれます。
まとめ:基本情報技術者試験は難しすぎる?
基本情報技術者試験が難しすぎると感じる4つの理由と、その解決方法を紹介しました。
- 参考書の最初の数ページで無理
⇒自分に合う参考書にするか、プロに教えてもらおう - 試験範囲が広すぎ、終わりが見えない
⇒独学の流れを把握するか、スケジュール管理はAIに任せよう - 科目B(アルゴリズム)難しすぎ
⇒科目Bを集中的に勉強するなら、科目A免除制度を使おう - 合格まであと数問足りない
⇒問題を解く順番を見直そう
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