「意味ない・ゴミ資格だから取るのやめておけ」と言われがちなITパスポート。
勉強するなら、仕事に役立って周囲に評価される資格を取りたいですよね。
しかし、意味がないと言われる理由を深く考えると、ITパスポートには価値があることがわかります。
この記事を読み終わるころには、不安が解消されモチベーション高く資格取得に向き合うことができます。
- ITパスポートを取る6つの意味
- ITパスポートの取得を推奨する複数の有名企業
- ITパスポートを取るメリット
- ITパスポートがおすすめな人
- 楽してITパスポート試験を攻略する方法
ITパスポート試験の概要から勉強法、年収などすべてをまとめた記事はこちらです。
ITパスポートは「意味ない」6つの理由
ITパスポートは「意味ない」といわれる6つの理由は以下です。
業務独占資格(ライセンス)ではない
IT系の国家資格全般にいえますが、業務独占資格(ライセンス)ではないため、資格が無くてもIT業界に転職できます。
しかし、ITパスポートはITの基礎知識を持っているという証明書として使うことができます。
たとえば、就職や転職で面接を受けたとき、「自分にはITの基礎知識がある」とアピールしても、採用担当にはただの自己申告としか受け取ってもらえません。
それよりも「ITパスポートを持っています。」と合格証書を出せば、採用担当には一定の知識がある人材だと印象づけられます。
相手(企業)に自分を採用することのメリットを提示できる武器になるので、ITパスポートの取得は意味があります。
docomoや大塚商会、ANAなど有名企業も社員にITパスポート取得を推奨しているよ
人気資格なので希少性が低い
ITパスポート試験は、年間20万人以上が受験している人気の資格で、希少性は低いです。
資格所有者が多いため「就活・転職活動でアピールポイントにならない」と考える人もいます。
しかし裏を返せば、人気がある資格=社会に求められているといえます。
ライセンスではないのに年間20万人がITパスポートを受験しているのは、多くの方が必要性を感じているからです。
- 勤務先から資格取得を求められた
- 転職に有利だから
- 資格手当が出るから
- これからの時代に必要だと感じたから
プログラミング能力は証明できない
ITパスポートは基礎知識しか問われないため、エンジニアを目指す人には意味がない資格といわれています。
しかし、IT初心者がエンジニアを目指すなら、ITパスポートを取り、続けてLv2の基本情報技術者を目指すことをオススメします。
基本情報技術者試験は、ITの基礎+プログラミング能力を問われるため、ITパスポートを持っていると基礎の勉強を省略することができます。
ITエンジニアを目指すなら、ITパスポートを取得し、次に基本情報技術者を取るべきです。
企業で評価されないこともある
ITパスポートは国家資格ですが、最も簡単なLv1に分類されるため企業に評価されないことがあります。
特に外資系企業では日本の国家資格全般の認知度が低いため、評価されない傾向が強いです。
その一方で、新卒採用活動(エントリーシート)に活用している企業や、社員にITパスポートの取得を推奨する企業もあります。
日本の一流企業ほど、国家資格を重視する傾向にあるため、取るべき資格と言えます。
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ITの進化スピードが早い
パソコン⇒ガラケー⇒スマホ⇒AIとITの技術は目まぐるしく進化を続けています。ITの進化が早いため、ITパスポートは時代遅れと判断する人もいます。
しかし、ITパスポート試験で問われるITの基礎的は今も変わっていません。
パソコンでもスマホでも、データの最小はビットで、0と1で構成されていますし、インターネットの通信規格(TCP/IP)やデータベース基本(SQL)も変わっていません。
上に書いたことは一例ですが、今もITパスポート試験で問われる範囲は、現役で使われています。
パソコンを使う仕事なら、資格を取ってライバルに差をつけよう
AIを使うことが求められる世の中では、「ITの基礎は知っていてあたり前」になるので、ITパスポートで勉強する内容には意味があります。
実務で使わない知識もある
ITパスポートの試験範囲はそれなりに広く、すべてを実務で活用できるわけではありません。
中にはまったく使わない知識も含まれますが、これはどの資格にも当てはまります。
いつかエンジニアを目指すかもしれない、社内のSEO担当に任命されるかもしれない、将来を考えれば、幅広く知識を習得しておくことは無駄ではありません。
ITパスポートを取るメリット
資格を取ることのメリットは
です。デメリットは勉強が大変ぐらいしかありません。
収入アップ・キャリアアップ
ITパスポートを取ると、資格手当やキャリアアップにより年収アップが見込めます。
企業によって違いはありますが、資格手当の相場は
- 一時金は5,000~1,0000円
- 毎月の手当は2,000~3,000円
転職を見据えた場合、ITパスポートの平均月収29.9万円(年収359万円)です。
また、2030年にIT人材は45万人不足すると経済産業省が発表しています。
需要が高まるということは、自分を高く売り込むチャンスですから、今のうちにITパスポート試験に合格しておきましょう。
需要増が明らかなら、早めにIT資格を取ったもん勝ち
IT人材の需要の波にのって自分の市場価値を高めたいなら、早めにITパスポートを取得しましょう。
毎日まとまった勉強時間が取れるなら独学で資格取得を狙いましょう。
もし仕事が忙しくて勉強する時間がないな…という方には、スキマ時間を使ったスタディングの通信講座がオススメです。休日に家族と過ごす時間を削ることなく勉強できます。
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ITの基礎知識を得られる
ITパスポートの勉強をすることで、体系的にITの知識を身につけることができます。
体系的に学ぶことで
- わかりやすい
- 知識が定着しやすい
- 知識の関連性が分かる
- 応用がきくようになる
一般企業で求められるIT知識はカバーできるため、ITのことは何でも聞ける頼れる先輩になれます。
勉強の習慣化
ITパスポート試験の勉強を通じて、勉強する習慣を身につけることができます。
初心者がITパスポートに合格するためには、60~100時間の勉強が必要です。仕事をしながら50時間以上の勉強ができるなら、習慣化できます。
勉強する習慣がついてしまえば、別の資格を狙ったり、仕事で必要なスキルをみがくことが自然にできるようになります。
ITパスポートはこんな人におすすめ
こんな人におすすめの資格です。
将来IT業界への就職・転職したい人
エンジニアを目指すなら、ITパスポートより1つ上の基本情報技術者を取ることをオススメします。
ITエンジニアとしてキャリアをスタートするには、まず基本情報技術者試験から受験することをお勧めします。しっかりとした基礎を身に付けることにより、その後の応用力の幅が格段に広がります。
独立行政法人 情報処理推進機構 (IPA)
しかし、初心者がプログラミング能力を問われる基本情報技術者を狙うのは、ハードルが高いです。
エンジニアを目指すなら、ITパスポートを取って、次に基本情報技術者に挑戦するとよいです。
IT企業に就職すると、90%以上の確立で基本情報技術者の取得を指示されるため、転職前に資格を取って面接を有利にしましょう。
ITパスポートが優遇される職場で働く人
勤務先によっては、以下のメリットを受けることができます。
- 資格手当が支給される
- 受験料や報奨金が支給される
- 個人評価の対象になる
資格手当のようにお金だけでなく、働きながら国家資格を取る=向上心があると上司から良い評価をもらえます。
意欲や向上心が伝わると、仕事を任されるチャンスが増えるよ
社内のIT担当を目指す人
小~中規模の企業には、情報システム部やIT専任者がいないことが多く、経営者は以下のことを後回しにしがちです。
- 社内のシステムを変えたい・作り直したい
- 会社のwebサイトを刷新したい
- セキュリティを考慮しつつ社内のIT機器を管理したい
外注先と専門用語を交えて話ができる人になるためには、ITパスポートで学ぶ基礎知識が役に立ちます。
社内で重宝される存在を目指すなら、ITパスポートは最適な資格です。
ITとえいば〇〇さんって、後輩女子から頼りにされると嬉しいかも
ITパスポートが優遇される学校の生徒・入学希望者
ITパスポートに合格していると、特定の大学・短大で優遇を受けることができます。
津田塾大学や帝京大学、東海大学など226校で入試優遇が受けられ、111校で単位優遇を受けられます。
ITパスポートを短期攻略するなら通信講座
今後はAIを使いこなす人材や、DX(デジタルトランスフォーメーション)を任せる人材の需要が、ますます高まります。
時代に取り残されないためにも、ITスキルや知識の向上は今から準備しましょう。
ITパスポートは最も簡単なIT資格ですが、初心者が合格を目指すには60~100時間の勉強が必要です。
まずは本屋で参考書を少し読んでみよう!
もし参考書を読んで何から手を付けていいかわからないなら、通信講座を検討してみてください。
どの通信講座でも学習の手順や進捗管理は行ってくれるので、私たちは覚えること、問題を解くこと、復習することに集中できます。
スキマ時間を使うスタディングの通信講座なら、無理して勉強時間を作る必要がないですよ。
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ITパスポートは「意味ない」によくある質問
基本情報技術者とITパスポートはどっちが難しい?
基本情報技術者>ITパスポートです。
詳しくは「ITパスポートと基本情報技術者試験を比較」をお読みください。
ITパスポートを取るメリットは?
就職・転職が有利、資格手当の支給、ITの基礎を体系的に学ぶことができます。仕事の幅が広がって社内での評価アップも期待できます。
ITパスポートの合格率は?
2018~2022年の合格率はすべて50%以上です。
ITパスポートは「意味ない」のまとめ
ITの基礎知識は今も変わらず、基礎を知っていることのメリットはたくさんあります。
中でも就職や転職を考えている方にはとくにオススメです。
AIの活用が求められる今だからこそ、ITパスポートにチャレンジしましょう。
2030年にIT人材は45万人不足するから、いつでも転職できる自信とスキルを身につけておこう
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